![]() |
|
先祖たちの航海-概要
地球の面積の3分の1を占める地域の発見、人類本来の住処である陸からの初めての「大きな飛躍」、そして前人未踏の地への人類の最後の大移動でした。 Moana は、16世紀以降のヨーロッパの大航海時代よりも前に、太平洋に住む人々の先祖たちによって何百年も何千年も前に行われた太平洋航海の物語です。 4000年前から人類は大陸を歩いて渡り、狭い海路をいかだで越えて、地球のありとあらゆる場所へ行こうとしました。
私たちにとってそれは宇宙です。 太平洋諸島に住む人々の先祖にとって4000年前にはそれが海でした。 どちらの「大いなる飛躍」にも、既存の技術や概念を打ち破る大きな進歩と、個人の大胆さと勇気、「適切な道具」、そして社会的献身が必要とされました。 古代の太平洋の航海者たちにとっては、舷外材付きカヌー(安定していて速い)は技術革新で、現在の宇宙船のようなものでした。しかし、人々がより広い「大洋」へと概念を移行させたことはさらに重要だったと考えられます。 Vaka Moanaは神秘を探り、太平洋航海の有名無名の英雄たちを讃えます。 テーマと同様、この展示自体も西から東へ、島から島へ、そして過去から現在、そして未来への旅です。 良い物語には中盤に佳境があるように、この展示でも中盤が最も興味深いので、そこから紹介していきます。太平洋がいかに広いか、そして「どうやって彼らは航海したのか」というこの展示最大の疑問点を投げかけます。 次に展示は過去へ遡り、太平洋諸島の人々の起源を探ります。彼らの系譜、歴史、神話に語られている起源から紹介します。 その後は「どうやって」という疑問の答え-舷外材付きカヌーの発明と、様々な形への進化について詳しく紹介します。中でも大型の双胴船はおそらく多くの大航海や新開地で使用された主要な乗り物だったと考えられます。オークランド博物館のPacific collection(太平洋文化の展示)ではこうした歴史を生き生きと見せてくれます。
ヨーロッパの航海士たちは何世代にもわたって培われた知識をもとに海図と計器を作りました。一方、太平洋の航海者たちは全て自分の頭にそれらを記憶していました。Vaka Moanaの主題は、太平洋諸島の人々が世界最大の大海原を何千キロメートルにもわたって旅した大航海の叙事詩です。 また、この展示では太平洋文化の多様性も紹介します。多様な文化は様々な地域への航海の産物です。太平洋各地から集められた木彫り、宝石、楽器、武器や日用品の数々を見ると、航海者たちが新しい環境にどのように適応し、繁栄していったかが分かります。 4世紀前のヨーロッパ人の到来とともに歴史はまた変化しました。太平洋の人々はもはや孤立した存在ではなくなりました。同時に今なお問い続けている大きな疑問が問われ始めました。 最後に展示は現在へ戻ります。伝統的な航法が太平洋の多くの地域で次第に使われなくなってきたこと、一方で現在の航海の復興は太平洋の誇りと未来への希望として関心が高まっていることを紹介します。新しい海の英雄たち、現代の航法、そして昔の航法を復活させた太平洋とヨーロッパの人々も紹介します。 |